売主様の売却理由としては、メイン事業にリソースする集中させる為
であったり新規事業への資金の調達であったりします。
いずれの理由にせよ、売主様としては早期売却を
望んでいらっしゃる企業様が多いかと思います。
そこで売主様として知りたいのが、
「どうすればサイトを早期売却する事ができるのか?」
でしょう。
もちろん収益力があり、運営工数がかからず、
回収期間が短い案件であれば、売却は容易なのですが、
ここでは、【成約率を上げる為のポイント】をご紹介したいと思います。
それにはいくつかのポイントがあり、一回でご紹介できませんので、
今後数回に分けて紹介していこうと思います。
本日は、「データの準備編」です。
サイト売買に置いて、タイミングというのは非常に大事です。
どの企業様もビジネスは、常に稼働しており、状況は日々変わっています。
今は、サイトの買収を検討する事が出来ても、翌週には会社の状況が変わり、
他の事業に注力をしないといけないというのもよくある事です。
ですので買い手クライアント様が、サイト買収を検討できる状況の時に、
話しをスムーズに進める必要があります。
その為には、事前準備が重要になってきます。
サイトストックでは、交渉を始める際、買い手様が検討する為の資料として
まずはPL資料の提出をお願いしております。
PLの雛形はこちらで用意しており、そちらを数値を埋めて頂くもの
になるのですが、売却案件をご登録頂く際、
事前に数字をご用意頂いていると、対応も楽かと思います。
この数字の確認作業に時間がかかり、話が進まないのは、
非常にもったいない事です。
ご記入頂く数字は、主に以下になります。
①アクセス数(PV,UU)
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こちらは、可能であればPCからの流入とスマホからの流入が
それぞれ分かると、より良いかと思います。
またオーガニック(SEO)、広告、SNSなどの外部リンクなどそれぞれの流入の比率も確認頂くと、買い手様も検討しやすくなります。
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②売上
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売上に関しては、ビジネスモデルによっては複数のマネタイズ方法
がある場合があるかと思います。
例えば、ポータルサイトであれば、アフィリエイト広告とアドネットワーク広告とそれぞれからの収益があるケースも御座います。
こちらもそれぞれの売上数値をご記入頂きます。
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③原価
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ECサイトであれば、仕入れ原価もご記入頂きます。
原価率は、重要な数値になります。
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④コスト
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人件費、広告宣伝費、賃借料等々運営にかかるコストをご記入頂きます。
人件費に関しては、運営に複数関わっている場合は、それぞれの内訳も確認頂きます。
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⑤在庫価値
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在庫を抱えるECサイトであれば、現状の在庫量と在庫価格(下代)の確認をして頂ければと思います。
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それぞれの数値は、直近1年分を目安に頂ければと思います。
そうすれば売り上げが上昇傾向にあるのか、減少傾向にあるのか
シーズナリティはどうなっているのかなどが確認する事が出来ます。
さらに交渉初期段階では、エクセルに記入して頂く形ですが、
交渉が最終段階、買い手様が購入可否の答えを出す直前になると
それぞれの数字のエビデンスが必要となります。
売上であれば、入出金が確認できる明細や管理画面のデータの開示、
アクセスは、アクセス解析ツールのデータの開示が必ず必要になります。
ECサイトであれば在庫データも必要です。
これらエビデンスがないと、買い手様は最終的な購入可否の返答をする事
が基本的には難しいかと思います。
これらを事前にご用意頂くのも、交渉をスムーズに進めるポイント
の一つになります。
データの準備に関しては以上になります。
本日ご紹介したのは、成約率を上げるポイントのごく1部です。
今後、他の要素も紹介していきますので、ご参考にして頂ければと思います!