株式会社アクアノート 代表取締役 菅井和平

サイトM&A

対談にあたって

今回インタビューさせて頂いた方は、サイトストックを通じて新たなビジネスパートナーを得る事ができた、AQUANOTE株式会社の代表取締役 菅井和平さんです。
菅井さんは、3年程前にサイトストックの代表を通じECサイトに精通したパートナーと出逢い、意気投合し現在の会社を設立したという経緯があります。実際にサイトM&Aは行っていないものの、サイトストックがもたらした運命的な出会いと今後の展望などをインタビューでお答えいただきました。

菅井 和平プロフィール

1963年、千葉生まれ
上場企業、非上場企業を経由して、新規事業として、女性向けバッグ販売サイトを立ち上げた。
その後、独立し現在に至る。自社の製品を購入され たお客様に、その結果、どんないいことが起こったか?が今の最大の興味。

サイトを立ち上げてしまおうと決心したきっかけは何でしたか?

渡邉
サイト立ち上げのきっかけとなった、その後のパートナーになるP氏とは、どのような経緯で出会ったのですか?
菅井
新規事業を模索中に、サイト売買というのがあることを知りました。
他者の紹介を受けてサイトストックの担当者と会うことになり、案件の紹介を受けている過程で、担当者の知人であるというP氏と会うことになりました。
渡邉
どうして2人で新しい事業を始めようと思い、そのきっかけは何だったのでしょうか?
菅井
P氏はECサイトの運営経験者で、立ち上げも経験しているとのことで、当時は、サイトの仕事を離れており、フリーの立場でした。
私はP氏の紹介を受け、その人柄や仕事に対する姿勢などを知るに付け、この人がいれば、自力でサイトを構築できるのではないかと可能性を考えるようになりました。

自分で立ち上げる苦労にどんなものがあるのか?などは、想像もしませんでした。企業M&Aやサイト購入でスタートさせることに比べて、自由に構築できるだろうと呑気に考えていました。

自分でやりたいことができるかもしれないということを考え出してしまうと、すでに構築されたものを引き継ぐことが、物足りなく感じるようになっていきました。
単純に、自分の我侭な気持ちが、首をもたげたということでしょうか。表面的には、自分がやってみたいと思ったこと、アパレルやバッグについて、思うことなどを、脈絡も無く話すうちに、P氏が、自分でもやってみたいと思う部分が少しでも生まれ、そこから始まりです。

新規事業をスタートさせて良かったと感じた時はいつ?

渡邉
新規事業をスタートさせて良かったと感じた時はいつ?
菅井
M&Aで購入した事業の場合、自分のものにするには、ある程度の時間を要すると思いますが、最初から自分のものとして考えられる点が良いですね。
立ち上げの苦労は、なかなか経験できるものではなく、自身にとっても貴重な経験が出来たことです。
売上げが増え、会社の信用が増してゆく過程を感じるのは、幸せなことで成長していることが実感できます。社員も増え、仲間が増え、新しいことが次々起こり、それでも昨日より、明日の方がいい日になるだろうと思いながらやれることは、素晴らしいと思います。
今のところ、所帯も小さいので、社員の人柄に支えられてやっているのが本当です。いい人たちが傍にいるというのは、安心感があります。
会社としての収益性を問う段階に入ってきていますので、近いうちにそうなると確信しています。

サイト立ち上げにあたって大変だと思ったことは?

渡邉
サイト立ち上げにあたって大変だと思ったことは?
菅井
立ち上げの苦労を取るか、自由度は制限されるけれど、できあがったものを引き継ぐか?これは考えようです。
顧客ゼロ、信頼性ゼロ、取引相手ゼロでスタートさせたが、このゼロをなくし、増やしてゆくには、時間も労力もかかる。この成長期間をどう考えるか?

やはり成長期間は、赤ちゃんや子供と同じなので、いろいろな面でリスクが大きい。そこにはきっと、運もあったのだと思うが、そんな幸運に気づかずにやっている。そんなものかもしれません。

サイトとして、信頼を得、知名度を高める作業は、大変です。相当な投資が必要です。これをやっていくつもりがあるかないか?で自力でやるかどうかが決まるという考え方もあります。目立つことができないと、サイトとしては成立できないので、やはりプロモーション戦略とそれに対する先行投資は、必須であると考えます。

最初は、P氏と男性二人で始めており、顧客は女性ばかり。こんな感じで数ヶ月を過ごしており、無茶苦茶、違和感がありました。最も、一番それを感じていたのは、接客を受ける、お客さんの方なんでしょうけれど。

サイト売買(サイトストック)についてどうお考えですか?

渡邉
サイト売買(サイトストック)についてどうお考えですか?
菅井
サイトを買ったわけではないので、何ともいえませんけれど、私のように、こうして人と出会う場であったり、事業展開後でも、関連企業とのマッチングの機会もあって、サイト売買をきっかけに、人と人とがつながるプラットフォームが、サイトストックなんだろうと思います。

サイトストックには、一銭もお金を払ってませんけど、悪しからずというところです。

のれんを持っているサイトは非常に価値があります。しかし、それが売買金額にダイレクトに反映されにくいところがあり、まだまだ、これからと思わせるところがあります。

今後の展望

渡邉
今後の展望はどうなるとお考えでしょうか?
菅井
サイトの場合、プロモーションが背骨となり、規模感を得ることが、さらなる成長につながるので、成長の勢いを止めないで、収益性も見ていくというのが、当面の課題となります。

3年やっても、商品点数が20数点しかありませんので、お店としては、まだ、自慢できるほどには、なっておりません。これも何とかしていかないといけないと思っております。

海外とつなげやすいのがネットだと思うのですが、こちらも成功例が少ないのが現状です。最初から、海外でも通用することを念頭に、商材を選んでいるつもりなので、こちらもチャレンジしていきたいと考えています。

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