2013/10/24
譲渡後のトラブルについて
本日は、サイト売買譲渡後に起こりうるトラブルをいくつか紹介します。
これらを防ぐ為には、交渉時など事前に確認しておく事が大事です。
1、競合避止
競合とは、サイトの売主が、サイトを売却した後に再度類似のサイトを作成する事です。これでは購買したサイトの利益が当初の予定より、競合サイトとユーザーを取り合う事により下がってしまう可能性があります。
売主は購買したサイトの作成も運用も知識がある為、再度作成する事は容易に出来ます。
なので契約書の中に「競合避止」の条項を含める事が必要になります。
これを盛り込む事により売主が再度、売却したサイトを作成・運用する事を防ぎます。
2、引継ぎの遅延
譲渡契約をした後、売主が非協力の為、引継ぎ業務が遅れる事があります。
例えば
・必要なデータを出してこない。
・連絡がなかなか取れない。
・運営方法の引継ぎをしない。
などです。
これを未然に防ぐには、交渉時に引継ぎのスケジュールの確認、引継ぎのサポートなどに関しての確認をする必要があります。
事前に確認しておかないと、当初予定していた譲渡日に間に合わないだけでなく、その後の運営にも影響してきます。
3、虚偽の申告
売却を上げる為に、サイトの売上を水増ししたり、検索数や検索順位を実際とは異なる数値を申告する可能性もあります。
これは必ず交渉時にデータの整合性を確認する必要があります。
例えば
・アフィリエイトサイトであれば、成果画面を確認する。
・ECサイトであれば、ショッピングカートの管理画面を確認する。
・SEOチェックツールで順位を確認する。
などです。
PL表だけ数値を確認するのではなく、上記の様なデータも開示してもらうと良いと思います。
以上になります。
交渉時に確認するポイントとして参考にして頂ければと思います。