モノづくりの世界は、さまざまな係り合いから成り立っている。
人員配置や機械設備の発注、原材料の調達などで、社内にも社外にも複雑な関係が存在する。
この複雑さを業界再編が直撃し、突き崩していく動きがでるのだ。
例えば自動車。ぞの製造工程には沢山の機械メーカーや
部品メーカーが関わり下支えをしている。
自動車メーカーは、下支えのもとに立って、最終の組み立て工程を担っている存在だ。
不景気は、この下支えするメーカーほど、大きな影響を受ける。
自動車販売数が20%ぶれると、それを支える部品メーカーや機械メーカーが受ける影響は、
40─50%にもなる。自動車メーカーがコストカットを図れば、
設備投資や設計を大きく見直してくれるから不景気が波及する度合いを拡大させる。
次回につづく。