2012/12/15
サイト売買における7つの資産価値基準とは─
(5)運営コスト
これは単純にサイトの運営にどれくらいの手間や人件費がかかっているか
というだけではなく、売上原価や販売管理費等も含まれる。
(6)将来性・持続性・シナジー効果・ブランド価値
これは少し漠然とはしてしまうのだが、イメージで言うとアップトレンドにあるビジネスなのか、
ダウントレンドにある媒体なのか、マスコミ等で取り上げられた(取り上げられそう)等により
ポテンシャルを判断、査定する。
(7)インフラ
これは割りと通常のM&Aにかぶる部分もある所で、例えば既存顧客や仕入れルート、
ECサイトの配送設備や梱包・撮影ノウハウ、もし会社ごとの譲渡であれば従業員等、
ビジネスを行なう上で必要になるバックヤードの評価である。
実際には以上の7つの項目にさらに、いわゆる過去の「相場価格」を
加味して査定価格を算出している。ただしサイトストックではこの価格を押し付けることはなく、
売り主にも買い主にも求められた時にのみ、アドバイスさせていただいている。
なぜならこの価格に売り手の「思い入れ」や買い手の「ポストM&Aに対する認識」が
加わって初めて、サイト売買が成立する価格になるからである。