2008/12/22
企業向けサイト売買が成立する3つの方程式─
サイト売買の仲介をしていて、売り主、買い主ともによくいただくご質問の一つに
「どんなサイトがよく売れていますか?」というものがある。
現在「サイトを売りたい」「サイトを購入したい」というお問合せは毎日いただくし、
今までに売買が成立したケースも多いが、成立しなかったケースもまた多い。
そこで今回はあらためてサイト売買の市場、特に企業が実際にサイトを購入したケースに関して
3つのパターンに分けて紹介したい。
まず前提として、よく思われがちなのが「利回りのよいサイトは売れやすい」というパターン。
確かにサイト自体の収益力は一つの魅力ではある。
しかし、弊社の経験からすると個人が不動産投資の感覚でそういったサイトが
欲しいといった希望をいただくことはあるが、法人が積極的に
利回りを期待して買うというケースはあまりない。
理由として考えられるのは2点で、法人の売上規模から考えてそのまま購入してすぐに
利益の上乗せになりうるサイトというのはそもそも稀であり、そのようなサイトが
あったとしてもなかなか売却には出てこないという点と、仮にそのようなサイトであった
としてもリアルのビジネスや不動産と違ってネットビジネスのライフサイクルは短く、
償却年数が割りに合わないことが多いという点である。
それでは実際に企業がサイトを購入するケースとはどのようなものか。(次回に続く)